神理教メルマガ 「新年おめでとう3 投稿と本院新年祭 第31号」 平成14年1月8日(火)

 
1.稲荷宮教会
  今日5日は30年続いている月参りの日です。
  まず最初に熊本県一ノ宮町にある阿蘇神社(肥後の国の一宮)に参拝しました。
  次に熊本県阿蘇郡蘇陽町にある幣立神宮(へいたてじんぐう)に参拝しました。
  この幣立神宮は、阿蘇朝廷のあった古代、天照大神の皇居だった地域といわれています。
  全国各地から参拝者があります。今日もたくさんの方が参拝されていました。
  私たちの教会の者は玉串拝礼を毎月させていただいております。
  出張講習会で習ったことが役に立っています。
*編集より
  教会から皆で神社にお参りに行くのですね。
  出張講習会で行ったことが、すぐに実行できたとお聞きし、とても嬉しく思います。 
 
2.新年祭
 1月6日の日曜日、新年祭に併せ成人式と寿祭(ことぶきさい)が、管長様の祭主の元、執り行なわれました。
 成人は女性が地元徳吉の向井さんと広島福山教会の津尾さん、男性は福山教会から2人が1年早めの成人式でした。
 寿はなんと99歳の白寿(はくじゅ)のかくしゃくとした男性を始めとし、多数の参加がありました。
 20数名のお祝いの皆さんには、管長様から祝賀の歌を書いた短冊を年齢に合わせて頂きました。
 祝賀会は神理会館で約80名以上が参加して、賑やかに懇親を深めました。 
 写真を忘れたのが残念でしたが、開宴に先立ち本院責任役員の陣さんの話が素晴らしかったので、簡略にしてご紹介します。
 
成人者に…。
 おめでとうございます。
 私たちが皆さんの年には、徴兵検査がありました。
 私は健康だったのでそのまま軍隊に行きました。
 すぐに帰れるかと思ったのですが、日支事変に続き太平洋戦争が始まり、命はあったもののかえってきたのは、27歳でした。
 だから、私には青春がありませんでした。
 皆さんは、平和な時代に生まれることが出来たのですから、この素晴らしい時期を悔いのないように過ごしてください。
 
寿祭に当たる方に…。
 おめでとうございます。
 そして先ほど申し上げたように、戦争という大変な時期を日本のために命を削りお働き頂きました。
 また今のアフガニスタンに見るような戦後の興廃した日本を、今日の平和な時代に導き築いて頂き、本当に有り難うございました。
 そしてお疲れさまでした。
 これから先もお元気に、後に続く若い人たちをご指導下さい。
 
 というようなお話でした。
 大変な時代を過ごしただけに、世の中をしっかりと見て取れる姿を横から見ていて、実体験を積み一生懸命に生きた人だけが
口にすることが出来るのだなと、感銘を受けました。
 皆さんは、いかがでしたか。
 ちょっと、臨場感が足りませんでしたかね。