運勢(H.21〜)・御教誡十箇条(略解の詳解)7
今年からの運勢(=気象)
平成28年のお正月を、共に迎えることが 出来ました。皆様、お目出度うございます。
今年は丙申、丙は大戸之遅神で火の兄・申は面足神で金の兄、昨年に続き相克です。
来29年は丁酉、丁は大戸之弁神で火の弟・酉は綾惶根神で金の弟、三年連続の相克です。
近年を振り返ると、25年は水を火(相克)で湧かし食物を調理する様に、必要な様々な物を作る年でした。
26年は火に木(相性)を焼べる様に物事に命を吹き込む勢いと、努力が稔る年でした。
27年は木と土(相克)で家屋を建るような、創造の年でした。昨年の御嶽山に続き、口之永良部島・阿蘇・箱根・桜島等で噴火があり、渋川(宮城)鬼怒川(茨城)で堤防の決壊がありました。反面、各種スポーツで日本人の活躍が見られ、年末には梶田隆昌・大村智両氏がノーベル賞を受けました。8月11日、川内(鹿児島)原発が再稼働を果たしました。
今28年は相克として見れば火の熱が金を溶かし崩すような年ですが、良く見れば火で金(金属製品)を作るような年となります。
来29年は連続の火と金(相克)ですから、 良い方に向かえば、一層創造の年となります。
今年の吉凶
今年はどのような年になるのでしょうか。
政治では昨年9月19日には安保法案が 成立し、自国の安全への決断への責任を、 一層自覚しなければならなくなりました。
一昨年アベノミクスの昨年末から成果が 選挙で認められる形になったものの、消費税の再増税に伴う軽減税率が議論されています。
是等が景気と国民の生活にどう影響するのか、専門家でない私達の目には、不透明な 部分が多くあります。
冒頭干支の流れを観ると、金が火によって溶かされ製品となるように進むのでしょうが、より良い形に固まることを祈る処です。
60年前の丙申である昭和31年は、鳩山内閣の自民党内での争いはあるものの、日ソ国交回復と伴に通商航海の議定書が調印されます。
労組のストはあるものの、株価は最高値を更新します。原子力産業界会が発足し原子力法が成立し、科学技術庁が発足します。
その他の丙申年を辿ると、外国とは交流もありながら、アジア各国との交戦が有ります。
国内では大きな一揆もありますが比較的 平和で、文化も育っています。
大雨・火事・地震も多く、2万7千余人の 死者を出したと言われる三陸大津波が120年前にあっています。自然災害や人為的な火災に一層注意しましょう。
又火が金を溶かして終わるような行動に気を付け、丁寧に形にするようにしましょう。
相克であろうが相性であろうが比和(同じ星)であろうが、運勢は信仰と努力次第です。
今年も信仰と仕事と奉仕に励み、健康で豊かな年となりますようお祈り申し上げます。
第一条神の心にそむくことなかれ6
2)神様の存在を知ること5
3)神の守りに入る前に、左の見出しに添いもう少しご一緒に考えたいと思います。
・祈り・信仰・宗教(筆者付加)2
*信仰の目的と手法・心得2
[縦と横の線の複合]2
前号の終わりに、神→祖先→自分→子孫という縦と、家族・社会という横とへ、出来るだけ意識を広げてみよう、とお話ししました。
そこで、自分一人で生きてはいない事に、一層明確に気付くのではないでしょうか。
続いて、先祖や家族や社会と共存する事で安心を得られる事と、孤独を好む人でも家庭や社会を居場所として求める理に気付く事でしょう。
こうした心持ちを得られれば『自己(夢の)実現』という御利益は、願わずとも付いて来ているものです。
そして、神・祖先・家族・子孫と幅広く顕幽を一貫しての『家族や社会に役立つ』至高の 喜び(上根)をも、戴く事が出来るのです。
*祈りと信仰のまとめ
+祈り・信仰の成り立ちから構築への道程
死後の世界を見て帰って来た人はいませんし、人の小さな理性のみで病気健康・災難 幸福・貧困富裕・地獄天国の理=真理に辿り着くことは出来ません。
祈りや信仰の構築は言語と同じく、一人或は少数の教祖では出来ません。
神の理≠ヘ、或時は天才的な知能やひらめきや霊能力の有る人が大きく道を開き進めます。しかし又、或時は時代を重ねる内に 前者さえ淘汰され乍、徐々に神の心・真実に近づいて行くのです。
本教はそれを本来神が伝えようとしている神の理≠ニ受け止め、更に加えて古神道としての純粋性を保つ、物部・巫部家の叡智の集積からの心得・手法を伝えています。
+祈り・信仰の活用(神の位置)
心の糧としての祈り・信仰は個人でも行えますが、家族や地域での進展の歴史を踏まえたものですから複数で行うのが普通です。
信仰は進展と共に、様式・組織化されて行きます。
その形態が例えば神社であり、部族や国の発達と共に広く伝播され蓄積進展も有ります。
信仰は否応なく宗教へ進んで行く時代を迎えますが、本教は太古からの純粋な祈り・信仰を踏み継ぐ大皇道を進まねばなりません。