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2013−9
自然(おのずから)の道(みち) |
管長 巫部 祐彦 |
七罪の補足、詐(嘘)=うそ2 |
幸福への道程は、1.七罪を犯さない。 2.自分や先祖の罪を祓う。3.神気を戴く (長呼吸法)。4.八徳を積む。心掛けです。 (古神道・神理教を“本教”と記します) 1. 後ろめたい(恥ずかしい)思い出 太宰治の小説『斜陽』に主人公の母親が、食事中「あっ!」と声を出す 取り返しのつかない又、言い訳が出来ない思い出が 先月から更に二十数年 本院のある徳力は、当時周囲が田園の田舎でしたから、日用雑貨から食料品は正門斜め前の“ 間口が約三間(5.4m)奥行き二間(3.6m)の、現代のコンビニを更に小さくした感じです。 店には斜めにして中身を取りやすくした、大きなガラスの 近隣の子ども達は、皆それを目当てに母の買い物に付いて行くのです。 或る日(3才位だと思います)、母は中村店の ふと見ると、 筆者は迷ったあげく忍び足で近づき、小さな手にお やがて話し終えた母親が私の所に来た時、筆者の 「どうしたの?」そして「手に何を持っているの?」。筆者は「ううん(何も持ってない)」と応えるのですが、聞いては 「手を開きなさい」…、でそこには握りしめられて 「まあ!嫌だこの子、それは それに気付いた中村店の 「欲しかったら上げるのに…」等という 筆者にはこんな思い出が沢山あるものです から、それらが突然に思い出された時に、「あっ」とか「ギャッ」等という言葉になって人前でも発せられる事があります。 手の大きさが三倍くらいにもなった今でも、小さな手にやっと隠れるくらいのお 筆者にとっては人生初めての 私達は例えば職場では仕事の進み具合や同僚との関係を、嘘をついてでもうやむやにする事があります。 学校でも宿題をしたかや 是等が見過ごされ習慣になっては自分の心も 筆者は今思えば、泥棒を母に見つけられ、人前で恥をかいて良かったのだと思います。 三月の終わりに境内に二羽いた 遺留品から小学生が三人判明したのですが、筆者はこの石を投げつけた子達の為にも、捕まえられて良かったと思いました。 悪事を心に包み隠した(=罪)ままに成長させたくなかったからです。三人は二つの小学校からの寄せ集めでしたが、一つの校長の対応が良く、上手に反省を促していました。 一人は自主的に清掃奉仕に来ていましたから、それなりの効果があったと思われます。 そこで私達も、周囲の嘘をつく職場の人や家族に、その非を伝える勇気を持つべきです。 先月も述べた 勇気を 同時に“嘘はつかない・つかせない”ということを心に強く 救いの嘘 七罪と言っても神の造られたものですから、それなりの意味もあると考えます。 例えば、悪人から しかし“ 無用か有用かの
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