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2010−9
(古神道・神理教を“ 夏期講習会 今年の夏期講習会は20数名という少人数でしたが、お陰様で 本教 午前中には睡魔と戦いながら講義を聴き、午後は7時近くまで暑熱に耐え祭式練習と 又翌朝4時過ぎに どちらかと言えば耐える時間( 以前にもお話した記憶がありますが、これを楽しみというか習慣として毎年のように帰院下さる方が今も何人か 実生活や教務活動で直ぐに使うことがない内容もありますが、心身の 受け入れる本院の私達も終了後に同等の物を感じますが、時間とお金を使って帰られる方達の方が圧倒的に質も高く量も多いものと考えます。 お帰りの皆様には祓うべきものを祓い、少しでも多くの御神徳と教えを得て戴きたいものです。 そして、これを整理して実生活や教務に活かすことで、年を追うに 受け入れる側もお帰りの皆様の学びと生活に そして、受講者とその実り喜びを分かち合うと共に、世に役立つ聖職に従事する幸せを味わうのです。 日常の重要性 日常(=繰り返し)は リズムのない生活は不自然ですから、体調や精神を 境内にある神理幼稚園も7・8年前から毎日のリズム(日常性)を 朝登園すれば着替えて積み木や質の高いゲームを楽しみ、10時30分からクラス毎に集まって感謝の挨拶をして絵本や保育者の話を聞きわらべ歌等で遊びます。 11時から体操や 12時に昼食を取った後、14時30分の降園時間までごっこ遊びなどを通じて午前中の遊びを深めます。 季節や自然の変化を感じられるチャンスは逃さないようにするものの、園外保育を週に何度も入れたり教師のその場の思いつきを押しつけたりしません。 生活にリズム感を持った子ども達は落ち着きが出てきて、生来備え持つ秩序感や正義感や自主性を一層 子ども達は、自分自身の一日の流れを体得しているから落ち着くことが出来るのです。 その結果人の話を聞く力等が伸び、例えば運動会の全体練習の回数が劇的に減る等の効果を得ていますし、その分遊びの内容が深まり人間力も高まるのです。 又こうした力は、小中学校に入っての勉学にも役立っています。 今の神理幼稚園では、他人の話を聞く事が出来・理解出来ることで幸せな子ども社会が成立していることが、子どもの遊びぶりや目配りを見れば分かります。 この経験をした子ども達は、大人になっても幸せな家庭・社会を作ることが出来るのです。 それは大人も同じで、激動する社会を渡り歩くと言って、自身の生活リズムまで激動させるのは刺激があって楽しいようで、決して良いことではありません。 激動の社会の中で生き抜くからこそ、日常性(=生活のリズム・繰り返し)を基本として保つことが大切です。 自分の生活にリズムが出来ているからこそ、激動の時代に対応が可能なのです。 本院は朝の神拝式から日常が始まりますが、一般家庭や社会も習慣や仕事内容により個性はあるものの、まず毎日のリズムが大切ですから心掛けましょう。 日常と非日常のバランス 日常は大切ですが、非日常も ・ 毎日のリズムが日常であれば、退屈や飽きやストレス等は非日常へ ・欲・悲しみ・怒り等 平常心が日常であれば、欲や悲しみや怒り等は非日常へ 欲や悲しみや怒り等も負の感情で、 又、一見負の感覚があるからこそ正が際立つのです。 ・迷惑 人に迷惑を掛けずに暮らすのが日常ですが、例えば家族の病気災難や不慮の事故等で仕事先等に迷惑を掛ける非日常も起こりえます。しかしこのような迷惑は誰にでも起こりえる掛けても良い迷惑≠ナす。 詐欺や暴力と違い掛けても良い迷惑≠ヘ掛け合う中で世間様との ・罪と罰 一つは、例えばAという犯罪者が 一般に 二つは、犯した罪の恐ろしさを知らしめることで同じ過ちを繰り返さないようにする為、という考え方です。しかし現代は繰り返すどころかエスカレートしているようにさえ見えます。 ・幸せの大系 私達本教の教信徒は政治家や警察のように、勇気ある地球市民としてそうした世の流れや事件 を実力阻止することが出来ないこともあります。 しかし問題意識と希望さえ失わなければ、朝日の上がらない土地はなく出口のないトンネルがないように、必ず世の中は神の世と その為にご自身を始め御家族や身近な社会の幸せを、教えを学びながらしっかりと このように日常と非日常が相互に助け合う役割に気付けば、幸せの大系が見えてきます。 非日常への気付きとその役割 初頭の題から間が空きましたが、夏期講習会の開・閉講式を始め、朝夕の神拝式や講義で筆者が折に触れてお話しさせて頂いたのは、 本院や教会で講習会や大・中・小の祭や清掃奉仕に参加することは、非日常の新感覚・刺激です。 筆者の願いはこの講習会に参加されて、この非日常を意識して味わって欲しいということでした。 ましてや家庭や一般社会での生活が日常の方は、朝4時過ぎに起床して そうした感覚を味わい、そのままご自分の信者さんや相談依頼者にも伝えて頂くことで、何か違う≠ニ感じて貰いたいのです。それにより信者さんや相談依頼者には気持ちを 非日常への その方法は決して難しいことではなく、例えばゆったりとした応対や祭式作法(拍手・拝礼)です。 それは教会長や教師だけの心得ではありません。 本院や教会に色んな機会を通じてお参りされ非日常を体得されて、より多くの人に安心して頂きましょう。 (先月号の補足)日常と非日常の使い分け 職場に 日常(生活のリズム)は必要条件で、社会生活をするに当たって必ず必要なものです。 非日常(才能)は十分条件で、社会生活をするに当たって必ず毎日必要なものではありませんが、あれば自分だけでなく他の人にも役立つものです。 両方のバランスが取れれば鬼に金棒ですが、なかなかそういう人は少ないものです。 それどころか日常(生活のリズム)さえ 昨今はそれを個性(こだわり) その日常(生活のリズム)を基盤にして、非日常(才能)を見出し |
季節のことば 秋分の日 9月23日頃(今年も23日) 秋分の日は二十四節気の1つ、秋の彼岸の中日です。 昔の秋季皇霊祭という祝日を、”祖先を敬い亡くなった人を偲ぶ日”と再規定した法律が昭和23年に施行されました。 “彼岸”という字も、農耕民族である日本人は昔から昼夜が相半ばする日を知っていて、その自然の不思議さへ太陽を象徴として崇敬した"日願≠ェ元と伝えられます。 秋分の”分”は『ひとし』とも読み、昼夜の長さが同じという意味です。 日本の七十二候では、秋分の始めを《雷声を収む》とし、夏には盛んだった雷も秋が深まると鎮まるとしています。 続いて、秋分の中に《蟄虫戸をふさぐ》で虫が穴に入って戸を閉め冬籠もりを始め、終わりに《水始めて涸る》で水気が無くなる季節となります。 お墓参りをされ、本院や教会の祖霊祭にも参拝下さい。 |