「教示録の1部から抜粋」
教 誡
一、 神の心にそむくことなかれ。祖恩を忘るることなかれ。
一、 政令にそむくことなかれ。
一、 禍を避け病の癒ゆる厚き神徳を忘るることなかれ。
一、 世は大なる一家なることを忘るることなかれ。
一、 己の身の分限を忘るることなかれ
一、 人は怒るとも己は怒ることなかれ。
一、 家業を怠ることなかれ。
一、 教えの咎人となることなかれ。
一、 他の教えを信ずることなかれ。
明治13年7月25日
本教 神理教会 教長 佐野 経彦
鎮 心
一、 つとめて大皇道を守るべきこと。
一、 道は天在諸神の大御心にして自然なれば、動くことなく尽くることなし。
一、 神は陰陽五行のはじめ、五色人種の祖、君臣父子兄弟の産巣根なることをしるべし。
一、 人は宗祖を敬ひ、子孫の繁盛を見て楽しむべし。
一、 元を元とし、始発のはじめを探り、修理固成の道を忘るることなかれ。
一、 大敬的の国風を輝かすべきこと。
一、 外道を信じて身をいやしめ家を滅ぼすことなかれ。
やほひ
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はてしらぬ 神の道ふめ 八百日ゆく |
まさご
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浜の真砂は よみつくすとも |
もものやあるじ
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桃舎主 しるす |
覚 書
こんにちにちじつ
今日一日、怠りの心を持つまじきこと。
今日一日、詐を云はず、偽をなすまじきこと。
今日一日、神の御あてぎの外、貪るまじきこと。
今日一日、いかなることありとも、憤るまじきこと。
今日一日、慢る心を持つまじきこと。
今日一日、いかなる心配事あるとも、憂ふまじきこと。
今日一日、世をも人をも怨むまじきこと。
今日様は、天地の親神にして、今日一日あるは、今日様の御陰なり。
願わくは、三恩報復のために、今日一日を嬉しく楽しく過ごしたきものなり。
宣り直し 見直しつつも 聞き直し |
世をよき方に なすが此の道 |
明治21年の夏 |
於東京 経 彦 識 |