雑煮

 神様への正月のお供え物に無くてはならないものは、「餅」である。
 餅が丸い形をしているのは、霊魂を形どっているからで、この餅を食べることによって、生命力の更新をはかる信仰に基づいている。
 雑煮はその餅を、神様にお供えした色々な物の混ぜ煮の中に入れたもので、お供え物を下げていただく「直会」、すなわち、神人共食によって御神徳を賜わる伝統的な慣習の料理である。

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